Hello, againコイン

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Hello, againな人たち

屋号の通り
木の良さや楽しさを伝える
木工の体験を

きまま工房・木楽里

井上 淳治 さん

#100年以上の歴史

#手作り

#西川材

#飯能出身

#林業

やっぱり、喜んでもらうとこっちも嬉しいですよ。「こんなのが自分で作れるんだ」とか「他のもまた作ってみたい」とか。だから最初は「どんなのが作りたいですか」と詳しく聞くんです。その人が欲しい物をできるだけその人の手で作ってもらうために、しっかり話を聞いて、設計図をその場で書く。木工する中で、木の手触りや木目まで気に入ってもらえると、こっちも笑顔になっちゃいますね。

「自分も不器用。だから人の気持ちが分かる」と井上さん

西川材の魅力は、密度。完成品は美しい木目が楽しめる

もともとは木を好きになってもらいたくて木楽里を始めたんです。うちは200年以上前からここで林業をやってる家系です。でもね、もう長らく林業は下火。それで継いで以来、ずっと林業を元気にすることを考えてきた。それで、「ただ待ってちゃ駄目だ。まずは木に触れて、好きになってもらう機会を創らないと」と、まずは自分が趣味で木工を始めたんです。

休日にガレージで木工をやっていたら、「自分も木工をやるんだ」なんて人が来て、話し込んでいく。それが楽しくてね。作った器や家具、失敗話なんかに花が咲く。そこで「誰でも木工を体験できる工房なら人気が出るのでは」と23年前に始めたのがここです。「木楽里」という名前は公募で、飯能の職業訓練校の木工科の学生さんが考えてくれた。とても気に入ってます。その子も、開業して一年間木楽里のスタッフとしてお客さんに木の良さを伝えてくれました。

オリジナルの木工品も販売中。木のあたたかみが感じられる

「木を好きになってほしいから、完成度にこだわっている」

最初にね、いろいろ聞くんですよ。何が作りたいか、ここで何がしたいか、どんな一日にしたいか、とか。それで図面と、その日のスケジュールも考えてあげる。休憩のお茶や散策が楽しいって人もいる。それでもいいんですよ。楽しくすごしてもらって、木が、西川材が、飯能が好きになってもらえれば。また会いに来てくれて、少しずつここの林業が元気になるかもしれないから。実際にね、何日も通う人やリピートする人もいて、いままでに3~4万人に体験してもらってます。

ほんとうに何もないんですよこの飯能って。でもね、いい木がある。自然もいい。ゆっくりしに、いろんな話をしに、まずは来てもらえれば。それを少しずつ次につなげていければ、と思っています。

工房での時間を楽しく演出してくれる木楽里のみなさん

工房で使う木材の99%が地元の特産品である西川材だ

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